こんにちは!ゆきっぺ(@yukippe_pp)です。
今回は「世界のニュースを日本人は何も知らない」をレビューしたいと思います。
そんな、世界情勢に興味を持ち始めた方におすすめの一冊です。
こんな方におすすめ
- 世界情勢の変化に追いつきたいと思っている人
- 海外ニュースに興味を持ち始めた人
- 将来を見据えて視野を広げたいと思っている人
目次
この本を読んだ理由
なぜ私がこの本を手に取ったのかというと、昨今のウクライナ戦争、急激な円安などを体験してみて世界情勢を学び直す必要があると感じたからです。
この本が発行されたのは2019年でまだコロナ前ですが、今読んでも充分価値のある本だと思います。
筆者について
この本の筆者の谷本真由美さんは元国連職員の方で、世界各国での就労経験があるそうです。
メモ
谷本真由美さん
1975年 神奈川県生まれ
法政大学卒業
国際連合食糧農業機関情報通信官を務めた
(出典 Wikipedia)
実際にご自身が体験したことを元に書かれているので、とても信憑性がある本です。
また、日本人女性でこのようなエリートの方は珍しいので、トップ女性の見識を学べる本でもあります。
谷本さんはTwitterで「めいろま」の名でアカウントを持っており、痛烈なキャラが人気のようです。
英語圏で聞いたことがない謎のジャパニ英語
— 谷本真由美 (めいろま) 「世界のニュースを日本人は何も知らない3」発売中 (@May_Roma) March 20, 2022
・キャリアデザイン
・メディアデザイン
・ヘイト(ヘイトスピーチの意味らしい)
使ってるやつはバカ認定wwwwww
ざっくりレビュー
この本の目次は以下の通りです
日本人が世界のニュースを知らない理由から始まり、その後は目からウロコの情報がたくさん詰まっています
目次
序章… 日本人はなぜ世界のニュースを知らないのか
第1章... 世界の「政治」を日本人は何も知らない
第2章... 世界の「常識」を日本人は何も知らない
第3章... 世界の「教養」を日本人は何も知らない
第4章... 世界の「国民性」を日本人は何も知らない
第5章... 世界の重大ニュースを知る方法
日本人はなぜ世界のニュースを知らないのか
日本人が世界のニュースに興味を持たない一番大きな理由は、日本は島国だからです。
隣国とは海で隔てられているので、大陸国のように侵略される危険性がありません。
おかげで、これまで紛争などから逃れられてきた一方で、多くの人が海外に興味を持たず育ってきました。
現代のインターネット時代にも関わらず、海外の情報に積極的にアクセスしないことで、日本は世界から取り残された国になりつつあります。
今はネットのおかげでお金をかけなくても世界と繋がれるのに、やらない人が多い。
「偏った情報」ばかりなのは誰のせい?
日本のニュースは国内のトピックがメインで、さらにゴシップ的なトピックと重大ニュースが混在しています。
国際情勢や経済問題の取り上げ方は、アメリカやイギリスのメディアと比べてとても薄い内容です
先進国でありG7のメンバー7でもある日本がなぜ、このような偏った報道をしているのかというと、日本人がそのような情報を求めているからなのです。
さらに、筆者は日本人は「長い物には巻かれろ」体質の人が多いことも指摘しています。
それが顕著に現れているのが、仕事や雇用、自己成長への意識の低さです。
自身の雇用というきわめて重要なことにも受け身なので、年金や社会保険、日本経済が置かれている状況にも無関心で、このままでなんとかなるだろうという楽観的な意識を持っている人が多いのです。
欧州人、実は読み書き計算さえヤバいDQNだらけ
日本では読み書き、計算ができるのも、学校で先生が勉強を教えてくれるのも当たり前のことです。
ところが他の国の場合、先進国であっても格差がすさまじく、こうした基礎的な学力が身についていない人が大勢います。
経済開発協力機構(OECD)の調査によると、アメリカ、イギリス、イタリアでは30%にも達するようです。
また、日本は大学進学が最も容易な国で、54%という数字は世界最高の割合です
その理由は学費が海外と比べてはるかに安いことにあります
アメリカの場合、私立大学だと年に800〜1000万円の学費がかかります。
その為、アメリカの多くの若者は大学卒業時に1000万円以上の学資ローンを抱えた状態になります
おわりに
この本は世界に目を向けず、日本にとどまることがどれだけ危ういことなのかを教えてくれました。
ほとんどの日本人が世界のニュースに興味が無い中、世界に目を向けると同世代と差別化出来て、転職や資産形成で有利になります!